FIRE

短期間に「FIRE」する方法【レバレッジを利かした集中投資】

経済的自立するためには,毎年の生活費の25倍程度を貯める必要があるといわれています。投資による複利効果より,コツコツ貯めるのが王道ですが,多少のリスクを背負って短期(数年)に達成したい方に向けて,どのような方法が良いかを私が真剣に考えたことをお伝えします。この方法で私はRIREを目指しますので,短期にFIREを目指す方はぜひご覧ください。

目 次

1. FIREの概要

FIRE(ファイア)の正式名は,「Financial Independence, Retire Early」で,4単語の最初のアルファベットを繋げて「FIRE」と言います。

簡単に説明すると,経済的に自立して早期に仕事をリタイアし,自由に生きるということです。旅に行っても良いですし,仕事がしたければ自分の好きな場所・種類・量だけ仕事をするという生き方です。仕事をする・しないの選択も自由な状態です。

FIREについては,本ブログの「この記事」をご覧いただくか,以下の書籍などで詳しく記載されていますので,ここでは割愛します。

2. FIREになるための必要資金を貯める一般的な方法

FIREとは,自分が保有している資産を投資に回せば,毎年の生活費を賄える状態のことを言います。したがって,FIREするためには,自分の毎年の生活必要額を投資で得られるための資金が必要となります。

FIRE 最速で経済的自立を実現する方法」によれば,FIREするためにどのくらいの資金が必要かというと,「毎年の必要生活費の25倍」です。毎年400万円必要な生活をしている場合,FIREするために必要な資金は400百万円×25=1億円となります。参照する本によって計算式は異なりますが,別の本「FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド」で算定した式と概ね同等の額だったので,どの算定式でもだいたい同じような金額になるのだと思います。

かなりの額を貯めないといけないので,無理でしょ!と思うかもしれませんが,複利の効果を使えば時間はかかりますが可能とこれらの本に書かれています。

例えば,S&P500の1926~2012年(86年間)の平均的な利回りが9.7%ですので,その複利効果を使えば,その人の収入・支出次第ではありますが,遅くとも30年以内にFIREできるとのことです。

もちろん,副業をして収入を増やしたり,支出を減らして,投資に回す金額を多くするほど,早くFIREできることになります。

しかしですよ。10年とか30年とかそんな長い期間を我慢するのは,やっぱりつらいわけで,多少のリスクをとっても早くFIREしたいと思う人もいると思います。私もその一人です。

そこで,私が早くFIREするためにどうすれば良いかを考えた結果をお伝えします。

3. 短期でFIREするための必要資金を貯める方法

本記事のメインである,短期でFIREするための必要資金をどのようにして貯めるかを記載したいと思います。

結論を先に言うと,「信用取引でレバレッジをかけて集中投資するということです。

この方法は,私がこれから実践しようと思っている方法ですので,成功体験ではありませんし,レバレッジをかけて投資するわけですので,通常の投資よりもリスクを伴います。もちろん,投資ですので,自己責任となります。

しかし,レバレッジをかけてもリスク管理しながら,良好な投資先を見つければ,決して不可能ではないし,私はこの方法でやってやると決意しています。

では,具体的にどのように投資していくかの考え方を以下に記載します。

 

①投資対象を見つける

今後3年程度で2倍の価格になる投資対象を見つけます。

もちろんこのような投資対象は決して多くありませんが,3年の期間で2倍になる投資対象というのは,意外と存在します。

この投資先を見つけることが最も大事なことと言っていいでしょう。

具体的にどの投資対象なのかは,本ブログの別の記事で紹介します。

 

②レバレッジをかけて投資

元本の3倍のレバレッジ,投資で得た利益の3.5倍のレバレッジをかけて投資します。

例えば,元本1000万円の場合,最初は3000万円分を投資します。投資で仮に500万円の利益が出た場合,元本×3倍の3000万円+利益500万円×3.5倍の1750万円=4750万円を投資します。

投資で得た利益にレバレッジをかけてさらに投資することで,複利の効果を得ることが出来ます。

もちろん,値下がりした場合は損失が生じますが,このレバレッジであれば,20%程度の損失であれば耐えられます。損失が出たときも想定して,3.0~3.5倍程度のレバレッジとしています。

 

③投資のモニタリング

短期的に値上がりしすぎと感じたら一定金額(半分程度)を利確させ,ある程度値が下がったと思ったら②のルールに従って再度投資する,ということを繰り返します。もちろん,おおきな値下がりがなさそうであれば,保有したままでも問題ありません。

レバレッジをかけているため,20%下落した場合は損切せざる得ないため,値下がりが続きそうだと思ったら5%程度の下落で判断することが望ましいでしょう。

短期的な値上がり・値下がりの判断は,RSI,MACD,ボリンジャーバンドなどのテクニカル分析から判断することを基本とし,もちろんファンダメンタルにも留意します。

レバレッジをかけていると,精神的なストレスがかかるため,この投資先をモニタリングすることも大変な作業になるでしょう。

 

この考え方で,投資をした場合,元本+利益の推移がどうなるかを下図のとおり試算しました。

 【試算条件】

  • 3年で2倍になるものに投資した場合を仮定(下落せず一様に2倍になる)
  • 原本は1000万円で,元本の3倍,利益の3.5倍のレバレッジをかけて毎月投資
  • 参考として20%下落した場合も想定

 【試算結果】

  • 3年で資産1.2億(税金が20%とすれば1.0億円)になる。
  • 20%下落した場合,最初の1年程度は元本割れする。
試算結果(3年間の元本+利益の推移)
【試算結果(3年間の元本+利益の推移)】

 

多少強引な仮定をしていますが,この結果からわかったことは,元本1000万円を用意し,3年で2倍になるものに投資すれば,約10倍の1億円(税金を引いた後)を貯めることが出来るということです。
毎年の生活費用が400万円であれば,その25倍であるためFIREできることになります。

また,大事なことは,一定額の元本を準備すること,3年で2倍になる&大きな下落が起きにくい投資先を見つけることになります。

ハードルが高いことは間違いありませんが,不可能ではありませんし,試算することでやるべきことが明確になってきました。

4. レバレッジをかけて投資先

レバレッジをかけて取引できる投資対象を下表に整理しました。

結論は,「株(個別銘柄)の信用取引」,「株価指数の先物取引」,「商品の先物取引」の3つのうち,順調に安定して値上がりが期待できそうなものを探して投資することが最良と考えます。
FXは中長期で安定的に上昇(もしくは下降)しにくいため,デイトレードするには良いのですが,今回のような中期の投資には向いていません。

また,暗号通貨は,レバレッジをかけた場合に替玉管理料がものすごく高額になるうえ,利益がでても税金が他の投資と比べて大きいため,今回の投資対象としては不適切です。
したがって,消去法で,上記3つが投資対象として残りました。

なお,私は,この3つの取引が全てできる「楽天証券」を使っています。

3年で2倍に上昇するような投資対象を見つけられるかが最も重要になりますが,私はすでに2つ見つけたと思っています。

どの投資対象かは,後日本ブログに記載しますので,しばらくお待ち下さい。また,もしよろしければ,本ブログをブラウザのお気に入りに登録をお願いします。

 

【レバレッジをかけられる投資対象一覧】

投資対象

レバレッジ
の上限

特徴

判断

株の個別銘柄の信用取引

3.3倍程度

  • 個別銘柄への投資が可能(投資対象は幅広い)
  • 手数料がかかるが少額
  • 対象の銘柄の値段が0になるリスクがある

レバレッジの上限は3.3倍までだが,銘柄が豊富
良い投資先が見つかれば投資したいが,個別銘柄のため変動が大きい

株価指数の
先物取引

20倍程度

  • 日経225,東証マザーズ指数等が対象
  • 手数料がかかるが少額

投資対象は少ないが,良い投資先が見つかれば積極的に投資したい

商品の
先物取引

25倍程度

  • 手数料がかかるが少額

投資対象は多くないが,良い投資先が見つかれば積極的に投資したい

FX

25倍程度

  • 為替レートの取引であり,中長期では上昇・下降を繰り返しやすい
  • 手数料がかかるが少額もしくは無料

×

通貨が一様に2倍になるとは考えにくく,今回の条件に該当しない

暗号通貨
(仮想通貨)

4倍程度

  • レバレッジの上限は取引所・販売所によって異なる
  • 手数料や替玉管理料(0.04%/日程度)が必要
  • 利益にかかる税金が大きい(50%程度)

×

替玉管理料が高額(半年7.2%程度)過ぎて利益ができにく

 

5. まとめ

本記事では,「FIRE」するための必要資金を短期で貯めるための方法を解説しました。まとめを以下に記載します。

 

  • FIREするための必要資金は,「毎年の必要生活費の25倍」です。毎年400万円で生活している人は,FIREするために必要な資金は400百万円×25=1億円となります。
  • 一般的なFIREのための必要資金の貯め方は,副業等で収入を増やす&支出を減らすことで,投資資金を増やし,インデックス投資に回すというものです。
  • ただし,私は短期間にFIREのための必要資金を貯めたいため,リスクを負って投資をすることにしました。
  • 具体的な投資方法は,元本の3倍,投資から得た利益の3.5倍を投資し続けて,複利の効果を得ることです。
  • 3年で2倍になる投資対象を見つけることが出来たら,元本1000万円あったとすると,3年後に1.0億円(税金20%を引いた後)を貯めることが出来ます。
  • もし,その投資対象が下落した場合,20%までなら耐えられることができますが,安定して上昇するものを見つけることが望ましいでしょう。
  • 3年で2倍の価格になり,安定して上昇するという投資対象を見つけるのが簡単ではありませんが,本ブログではそのような投資対象を紹介していきたいと思いますので,本ブログをブラウザのお気に入りに登録をお願いします。

 

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