私は,FIRE(経済的自立:Financial Independence, Retire Early)するために,投資に取り組んでいます。
なるべく早くFIREするために,リターンの大きい投資先を探しており,今回はプラチナをロングする絶好のチャンスだと思ったため,シェアします。
目 次
1. プラチナのチャート
2021年4月3日時点のプラチナのチャート(ドル建て)は,以下です。
2021年2月頃から形成された三角持ち合いを上抜けしたことから,今後は上昇トレンドが形成される可能性が高いと考えられます。
MACDもゴールデンクロスが形成され始めたところであり,今後は1220ドル程度の抵抗ラインを上抜けし,次は1300ドル程度を目指して上昇するでしょう。
現在価格が1210ドルのため,1300ドルまでの7~9%程度の利益を1~4週間で狙う算段となります。
1300ドルを突破できれば,次は1400ドルまで上昇するかを試すことになります。
1400ドルまで今回の上昇で突破できるかは現時点で判断できませんが,十分可能性はありますし,私は2~3年以内を目途に2008年の2300ドルまで上昇すると予想しています。
プラチナが上昇する理由については,本記事の「プラチナは今後2~3年で価格が2倍になる!(早期FIREアイデア)」をご覧ください。
2. ドル指数のチャート
コモデティは,ドル建て(コモデティの価格÷ドル価格)のため,ドルの安くなればコモデティの価格が上昇するという反比例の関係にあります。そのため,ドル指数(ドルインデックスとも言います)が安くなれば,コモデティであるプラチナ価格が上昇しやすいことになります。
ドル指数とは,円,ユーロ,ポンドなど複数の通貨に対して,米ドルの為替レートを指数化したもの。ドル指数が大きいほど,米ドルが複数通貨に対して高いことを表す。
以下は,ドル指数(DXY)のチャートです。
ドル指数のMACDがデッドクロスが形成される直前です。このままデッドクロスが形成されてドル指数が下がれば,コモデティ価格の上昇もさらに助長されることになります。
ドル指数の観点から見ても,プラチナ上昇の追い風となりそうです。
3. COTレポート
COTレポートによる建玉を見て,今のプラチナ先物が上昇する余地があるかを見ていきましょう。
COTレポートとは,CFTC(米商品先物取引委員会)という機関が,シカゴ・マーカンタイル取引所の建玉を毎週発表しているレポートのことです。
以下の水色のラインは,価格変動に大きく影響を与える大口投資筋のネットポジションであり,この数値が小さければ,ロングポジションが少なく・ショートポジションが大きくなっているため,今後買いが入る可能性が高く,価格が上昇しやすいことを表しています。
現在の建玉は過去数年の中で平均程度のため,極端な建玉の偏りはないものの,上昇する余地はまだ残されていると見ることが出来ます。
4. まとめ
本記事では,プラチナ価格について,2021年4月3日時点の予測を示しました。
以下にまとめを記載します。
- プラチナ価格(ドル建て)のチャートでは,三角持ち合いを上抜けしたことを確認したため,今後上昇トレンドになると考えられます。このことは,MACDもゴールデンクロスが形成されたことからも伺えます。
- 現在価格が1210ドル(2021年4月3日)であり,次の抵抗ラインである1300ドル程度まで上昇するでしょう(1~4週間で7~9%の利益)。その次の抵抗ラインは1400ドル程度だが,ここまで上昇するかは,現時点では判断できません。
- ドル指数も下落トレンドが形成されそうなため,よりプラチナ価格が上昇する可能性が高いと思われます。
- COTレポートでは,機関投資筋のネットポジションが過去数年間の平均程度のため,まだ価格が上昇する余地が残されています。
※私はこの考えにもとづきプラチナをロングしますが,投資に絶対はありません。投資は自己責任でお願いします。
また,今回ご紹介したチャート分析の仕方を勉強したい方は,以下の本を読んでください。
ものすごく勉強になります。