「CODEGYM ISA」は,日本で初めて出世払いを採用したプログラミングスクールです。入会金と授業料が無料であり,スクール卒業後に就職して得た給料から少しずつ支払うこととなっています。日本国内で就労可能な、満16歳〜34歳が対象となっており,今はお金がないけど将来的にエンジニアとして活躍したい,意欲ある人に魅力的なスクールです。
それでは,「CODEGYM ISA」の概要,メリット(良い口コミ),デメリット(悪い口コミ)を見ていきましょう!
目 次
1. CODEGYM ISAの理念
「CODEGYM ISA」は,ただ単にソフトウェアエンジニアとして就職することを目指しておらず,ソフトウェアエンジニアとして業界内で活躍する人材の育成を目指しています。
通常のプログラミングスクールなら,綺麗ごとにも聞こえかねない理念ですが,受講者が就職して初めて運営会社に講座料金が入る仕組みのため,説得力があります。
商品を売り切って終わりではなく,一蓮托生のビジネスモデルであるため,受講者と販売会社の信用・信頼感が生まれます。
2. 受講期間(20週間と40週間コースの2種類)
受講期間は,短期集中の「20週間コース」と現在の学校や仕事を続けつつエンジニア転職を目指す「40週間コース」の2つがあります。
学習時間は,20週間コースは週40~50時間,40週間コースは週20~25時間が必要で,しかも曜日と時間が指定されています。
週の大半を規則正しい時間に学習しないといけないため,時間とやる気がある人だけが申し込める条件となっています。
- 短期間に高い負荷をかけて,エンジニアを目指すコースです。
- 週50時間の学習時間を確保する必要があります。以下はその内訳です。
- 月,火,木,金曜の 9時~21時のうち1日あたり10時間以上の学習時間を確保(週40時間)
- 水,土,日曜日の3日の合計で,自習として10時間を確保
- 現在の学校や仕事を続けつつ,エンジニアを目指すコースです。
- 週20~25時間の学習時間を確保する必要があります。以下はその内訳です。
- 月,火,(水),木,金曜の19時~22時の1日3時間を確保(週12~15時間)
- 土曜日の9時~16時を含む10時間の学習時間を確保(週10時間)
3. 学び方の特徴
「CODEGYM ISA」の学習の特徴は,以下のとおりです。
- 完全オンラインでの受講
- 1000時間の充実したカリキュラム
- 徹底した学習管理と週1回の1on1コーチング
- 現役エンジニアのコーチによる指導
- チーム開発の実施
- 就活オリエンテーションの充実
それぞれ見ていきましょう。
①完全オンラインでの受講
完全オンラインのため,受講のための移動時間等が不要であり,学習に専念できます。
また,定期的に受講生の交流イベントも開催されるため,受講生間で刺激をもらえたり,切磋琢磨できる環境も整っています。
②1000時間の充実したカリキュラム
ソフトウェアエンジニアとして就職を目指す人が,ストレスなく仕事を始めるために必要な学習時間は、約1,200時間です。
「CODEGYM ISA」では,1000時間以上(50時間×20週,25時間×40週)の学習に取り組むため,ソフトウェアエンジニアとして業務を実施するのに必要な大半の時間を本カリキュラムで満たすことができます。
③徹底した学習管理と週1回の1on1コーチング
受講生の学習時間,毎日の出席および学習報告をコミュニティマネージャー・担当コーチが確認します。
蓄積された受講生の学習データに基づき,学習の進捗状況を把握し,受講生への学習方法のコーチングやメンタルのサポート等が実施されます。
④現役エンジニアのコーチによる指導
4年以上の実務経験があるコーチによる指導を受けられます。
コーチは,技術力やティーチングが長けているだけでなく,入門者に対するホスピタリティも重視して選定されています。
⑤チーム開発の実施
実際の開発現場では,複数人がチームとなって仕事を進める機会がほとんどであることに配慮し,カリキュラムの終盤には,受講生によるチーム開発が組み込まれています。
具体的には,同等スキルのメンバー3名以上で構成されたチームで,オンラインによるチーム開発を行い,実務を想定した仕様書に基づき,ソフトウェアの開発を行います。
⑥就活オリエンテーションの充実
受講開始から卒業までの間に,就職活動のためのオリエンテーションが組み込まれています。
「CODEGYM ISA」は,受講生が就職し,エンジニアと活躍して初めて受講料が回収できるシステムであるため,受講生の就職支援に万全の体制が敷かれています。
4. 受講終了後の就職率は驚愕の100%
受講終了後の就職率はなんと100%です。エンジニアとして必要な技術の習得はもちろん,手厚い就職サポートがあることがわかります。
また,1人につき平均2.2社の内定を獲得しており,大手会社の就職を勝ち取った人もいます。
卒業者の年収の中央値は334万円となっており,20代の平均年収348万円(出典:doda)とほぼ同等です。
受講者の素質によって違いは出ると思われますが,卒業生はソフトウェアエンジニアとして就職・転職できる実績が十分あることがわかります。
5. 出世払いの費用(上限あり)
入校するときには,入学金,受講料は一切不要で,卒業後に就職してから,以下のルールで支払います。
- 就職後の月給額面の10%を30カ月(銀行引き落とし)
- 給与が変動した場合は,支払い金額も連動 (出世したら支払金額が高くなり,会社の業績が悪くなって給料が下がれば支払金額も低くなる)
- 金利は発生しない。
- 支払い総額の上限は99万円
- 年収276万円未満(ボーナスなしで月23万円相当)の場合は,支払わなくて良い。
- 就職できなかった場合,就職先を辞めた場合は請求されない。
仮に年収348万円(月額29万円)の人は,総額で87万円を支払うこととなります。年収が高くても,上限は99万円です。
奨学金に似ているシステムで,米国含む世界の教育現場で急速に普及しつつあるようです。
6. 受講途中で辞めた場合のペナルティ(4週間目までは無料)
学習をはじめてから満4週間までは、何らかの事情で学習を止めた場合や、難しく感じて挫折・中退した場合でも,学費はかかりません。
一方で、5週間目以降に自己都合で退校する場合は,最低支払金額(年収276万円での月額面給与×10%×30ヶ月)である690,000円を、残りの在籍予定期間で割った金額の在籍保証金が、1週間ごとに発生します。
20週間コースなら1週間ごとに43,125円,40週間コースなら1週間ごとに19,166円の費用となります。
最後まで継続して取り組むのが理想ですが,もし学習を始めてから自分に向いていないと判断した場合は,4週間以内に辞めれば学費は一切かからないことになります。
7. 受講条件(審査あり)
「CODEGYM ISA」は,誰でも受講できるわけではありません。
受講後に就職してもらわないと運営会社に受講料金が支払われないシステムのため,やはり受講条件が厳しめになっています。
以下に記載の①意欲,②年齢,③適正試験,④時間的制約の条件を全て満たす必要があり,入学倍率は約3.5倍(3.5人に1人が合格)です。
- 【意欲】ソフトウェアエンジニア(IT専門職)としての 就職・転職または起業等の意欲が明確で、カリキュラムに本気でコミットできる方
- 【年齢】本選考締切日基準で,満16歳以上 29歳以下の人(30~34歳も入校可能だが,所定の条件がある)
- 【適性試験】本エントリーまでに最低60〜120時間を目安とする事前学習に参加の上、Webテストにて合格すること
- 【時間的制約】入学後、指定された曜日毎の時間に9割以上出席が可能な方(20週間コースは週40~50時間,40週間コースは週20~25時間の指定された曜日・時間の出席が必要)
8. 受講の申し込みの流れ(審査あり)
受講の流れは,エントリー後に入校WEBテスト・面談があり,それに合格してから,内定課題に取り組むことになります。
また,エントリーに迷っている人は無料相談を実施することもできます。
エントリーにあたっては,氏名,年齢,連絡先のほか,履歴書,職務経歴書(任意),入校理由・志望動機(400字以上)を提出する必要があります。
入校にあたっては,「CODEGYM ISA」を通じて自分のキャリアを切り開きたいという覚悟のある人が求められているため,学歴,職歴などに関わらず,意欲が求められています。
9. CODEGYM ISAのメリット・良い評判・口コミ
CODEGYM ISAのメリット,良い評判・口コミを見ていきましょう。
①出世払いができる
受講料が出世払いのため,金銭的な心配をせずに,学習に取り組めるのが最大のメリットです。金利もかからないうえ,支払いの上限金額も99万円と決められているため,安心感があります。
また,受講後に就職できない場合は,受講料がかかりません。
②4週間以内なら辞めても費用がかからない
受講した後にプログラミングに向いていないと気づいた場合でも,4週間以内なら費用がかかりません。
学習を始めてみないと向き・不向きが分からない場合もあるため,安心感があるシステムです。
③チーム開発がある
実務場合を想定したチーム開発を受講者同士で行うことがカリキュラム終了の必須条件となっています。受講生同士でチーム開発をすることで,良い刺激になりますし,就職後の実務にも役立ちます。
④コーチが現役エンジニアのため質が高い
コーチ全員が現役エンジニアであるため,質が高いコーチングを受けられます。
他のプログラミングスクールでは,学生バイトが含まれる場合があるため,現役エンジニアのコーチは大きなメリットです。
⑤就職率が高い
受講後の就職率が100%です。カリキュラムの質の高さ,就職サポートの手厚さが就職率に表れています。
10. CODEGYM ISAのデメリット・悪い評判・口コミ
CODEGYM ISAのメリット,悪い評判・口コミを見ていきましょう。
①受講条件が厳しい
受講条件が厳しく,年齢は満16歳以上 29歳以下,指定された曜日毎の時間に学習すること,学習時間は,20週間コースが週40~50時間,40週間コースが週20~25時間程度が必要となります。
また,入学倍率が3.5倍と高く,申し込んでも不合格となり入校できない場合があります。
②受講料が高い
受講後に就職した場合,合計で69~99万円の受講料を30ヶ月に分割して支払うことになります。
例えば,「TECH CAMP」では約66万円,「DMM WEBCAMP」では64万円の受講料となりますので,この2つよりもやや高くなります。
しかし,「CODEGYM ISA」は,出世払いのうえ就職できなければ支払い不要であること,また,4週間以内であれば理由に問わず辞めても費用がかからないこととなっているため,全体として考えれば少し高くなっていても全く問題ないお得な値段設定になっています。
11. 「CODEGYM ISA」がおすすめの人
「CODEGYM ISA」は,以下の人におすすめです。
- 今は学費が払えないため,就職してから出世払いをしたい人
- ソフトウェアエンジニアとして就職したいという意欲がある人
- やるしかない環境に身を置きたい人
- 学習から就職までの一連でサポートを受けたい人
- ソフトウェアエンジニアとして新たなキャリアを築きたい人(20週間コース)
- 高校,大学等を卒業後にソフトウェアエンジニアになりたいが,就職前にできる限りスキルを学びたい人(40週間コース)
受講したくても,不合格となる場合もありますが,本気であれば十分検討する余地はあるプログラミングスクールです。