私は片頭痛持ちでもなく,風邪を引いた時以外に頭痛に悩まされたことはないのですが,原因不明の頭痛が3週間も続き,仕事にも集中できない日が続いていました。
頭痛解消のためにいろんな方法を試した結果,緑に囲まれた場所で過ごすことが最も頭痛解消に効果的なことが分かりましたので,その体験談をシェアします。
目 次
1. 頭痛の種類(片頭痛,緊張型頭痛,群発頭痛)
頭痛には,主に以下の3種類があります。
「片頭痛」は頭がズキズキと脈を打つような痛みがあり,痛みの持続時間も4時間から3日程度と個人差が大きいとされています。
「緊張型頭痛」は,締め付けられるような痛み痛みで,他の2つの頭痛と比べると比較的マシな痛みのため,頭痛が生じても我慢して仕事等を実施することが可能です。持続時間はこちらも個人差が大きく30分から7日程度と幅を持っています。
「群発頭痛」は,目の奥をえぐられるような激しい痛みであり,持続時間は1~2時間です。ほかの2つの頭痛と比べて痛みが特徴的のため,発症した場合にわかりやすくなっています。
【頭痛の種類と症状】
①片頭痛 | ②緊張型頭痛 | ③群発頭痛 | |
頭痛の箇所 | 片側もしくは両側 | 後頭部と両側 | 左右どちらかの目の奥 |
頭痛の痛み | ズキズキと脈拍に合わせて強く痛む | 重く締め付けられるような痛み | 目をえぐられるような激しい痛み |
頭痛の持続時間 | 4時間~3日程度 | 30分から7日間程度 | 1~2時間程度 |
頭痛以外の症状 | 吐き気,音や光に敏感 | 首や肩のこり | 目の充血,鼻水 |
要因 | 不明 | 首・肩などの筋肉のコリ,ストレスなど | 不明 |
その他 | 女性に多い | 男性に多い |
2. 私が体験した頭痛
私が体験した頭痛とその要因と思われることは,以下のとおりです。
2.1 私が体験した頭痛の概要
頭痛の箇所:頭の右側のみ
痛みの状況:締め付けられるような痛み(痛みが強い時以外は,我慢して仕事が可能な痛み)
持続時間:約3週間(ただし,1日のうちに痛みの強弱はある)
痛みは緊張型頭痛の症状でしたが,箇所は頭の右側のみで会ったことに加え,持続時間が3週間と長く,「1.頭痛の種類」の特徴にぴったりはまる頭痛がありませんでした。
最初の1~2日は仕事を休みましたが,少し頭痛の痛みがマシになったので,頭痛を我慢して仕事をしていましたが,十分集中できず,かなり苦労しました。
もちろん病院にも行き,CT検査(脳の出血を調べる)・血液検査(炎症を調べる),各種診断をしてもらいましたが,異常は見つかりませんでした。つまり,原因不明でした。
自分なりに要因を考えたところ,以下の2つによって,特に首への負担が大きくなったことから,頭痛が発生したものだと推測しました。
2.2 頭痛の要因と思われること
病院に行っても原因不明だったので,頭痛の原因になりそうなことを考えたところ,以下の2つだと思いました。
- 仕事が忙しくストレスも感じていたうえ睡眠不足
- 出張時の新幹線や飛行機で無理な体制で寝たことで,首に負担がかかった
(移動時に睡眠時間を確保しようとした)
3. 頭痛解消のために取り組んだこととその効果
私が頭痛解消のために取り組んだことは以下の①~⑤です。
「⑤緑に囲まれた場所で過ごす」ことが最も効果的で,その翌日には頭痛が解消されていました。ただし,都会の生活に戻るにつれ,また頭痛が発生するようになり,継続的に自然と接することが頭痛解消に必要だとわかりました。
なお,①~④も多少の効果はあったのですが,劇的な改善は見られず,やらないよりやった方が良いという程度でした。
①睡眠
平日・休日に関わらずいつもより長めに睡眠をとりました。また,頭痛がひどいときは会社を休んで横になっていました。
効果があったり,なかったりで,根本的な解決にはありませんでした。
②運動(ランニング,ジム)
ランニングをして身体を動かすようにしました。
ジムにも行きましたが,重い重量のトレーニングをすると頭痛が一時的に悪化したため,腕立て伏せ,腹筋,背筋など自重系の筋トレをメインにしました。
効果がないどころか,筋トレをすることで,悪化しました。
③サウナ・水風呂
サウナと水風呂を交互に入り,整いました。頭痛に対しては,それほど効果的ではありませんでした。
④肩や首のマッサージ・針
首や肩が疲れていることにより頭痛が起きたのではないかと思ったので,風呂に入る際に首や肩を自分でマッサージしました。また,2~3回ほど,マッサージ(リラク)や鍼灸院に行って,ほぐしてもらいました。
マッサージ・針をしてもらった当日・翌日は改善がありましたが,2日後には頭痛が再発しましたし,何度もマッサージに通うお金もありませんでした。
⑤緑に囲まれた場所で過ごす【最も効果的】
頭痛解消のためではなく,たまたま旅行で緑に囲まれた宿に泊まりました。また,別の日に登山に行きました。
偶然にもこれが最も効果的な方法で,どちらの場合も,当日は頭痛がありましたが,翌日には頭痛が解消されました。
大事なポイントとしては,緑に囲まれた場所にいても当日は効果が感じられず,翌日に頭痛が解消されているということです。そのため,なぜ頭痛が解消されているのかが自分でも最初は気付きませんでした。
⑥頭痛薬(ロキソニン)を飲む
ロキソニンを飲みましたが,効果はありませんでした。
4. 頭痛を予防・改善するための方法
自然が豊かなところで過ごすことが健康にとってこれほど大事だと身をもって知ったため,自宅近くの公園を散歩・ランニングしたり,近くの山に登山するなどを生活に取り入れたほうが良いと思いました。
可能であれば,思い切って自然豊かなところに引っ越しするのもアリです。実際に私はこれがきっかけとして山の近くで田舎暮らしを始めました。このことについては,別の記事で詳しく説明します。
なお,現代人の生活で体調を整えるには自然豊かなところで生活することが大事だと以下の「最高の体調(著者:鈴木祐)」にも書かれています。興味があればご覧ください。
また,私の場合は,首の凝りから頭痛が発生したと思われるため,長時間の新幹線や飛行機の移動では,ネックピロー(首枕)を持っていくようにしました。これによって,首への負担は大きく低減されました。
ネックピローを3つほど試した結果,以下の低反発のものが快適です。
100円均一にあるような空気のネックピローよりかさばりますが,快適さは比になりません。
5. まとめ
私が体験した頭痛とそれを解消するために効果的だったことを以下にまとめます。
- 私の頭痛の症状は,緊張型頭痛に近いものの,頭の右側だけが痛いことや継続時間が3週間と長いことが緊張型頭痛とは異なる特徴でした。病院にも行きましたが,頭痛の原因はわかりませんでした。
- 睡眠不足と,新幹線・飛行機での無理な体制での睡眠により首に負担がかかったことにより発生したと思われます。ネックピローを使って負担を減らすことが予防策として有効です。
- 頭痛解消に最も効果的だったのは,自然豊かなところで過ごすことでした。具体的には,旅行で山の近くのホテルで過ごしたり,登山をしたりしました。そうすることで,翌日には頭痛が解消されました。
頭痛の症状や個人差にもよりますが,もし似た症状をお持ちの場合は,一度自然豊かなところで過ごすことをオススメします。もちろん,病院の診断も受けてください。