健康

ホームジムを作って筋トレしたら最高だった【体験談】

田舎暮らしを始めたところ,ジムまでの移動時間が車で片道30分もかかるため,ホームジムを作りました。結論としては,ホームジムを作って良かった,むしろ最高だと思いました。

本記事は,ホームジムを作ろうか考えている人,これからホームジムを作る人に向けて,ホームジムのメリット・デメリット,ホームジムの作成方法などをお示しするものです。

目 次

1. ホームジムを作ろうと思った理由

これまで,コナミなどの大手ジムに通ってきましたが,田舎暮らしを始めたことをきっかけに,ホームジムを作ることにしました。

田舎って主要な駅の近くを除いて,基本ジムが無いんですよ。家からジムに通う場合,車で片道30分(往復1時間)もかかります。週4~5くらいの頻度で通うもんなら,ものすごく時間をロスしてしまい,これはやってられないなと思い,部屋が余っていたこともあって,ホームジムを作る決意をしました。

以下の写真は,私が作ったホームジムです。自画自賛しますが,まあまあおしゃれというか,カッコ良くないですか?パワーラックとジョイントマットを置くだけで,結構見た目が良くなります。今後は,鏡とかも置きたいですね。

ホームジムの写真
【ホームジムの写真】

2. ホームジムのメリット(最高と思った体験談)

ホームジムを作るメリットは以下です。

このうち,①の移動時間がないこと,②の自分に言い訳できなくする環境を作ることが最高でしたね。

順番に見ていきましょう!

 

①ジムへの移動時間がない

私にとっても一番のメリットは,ジムへの移動時間が無くなることです。

田舎暮らしをしている今では,ジムへの移動に車で片道30分もかかるため,週に4回以上はジムに通いたいと思っている私にとっては,移動時間が無くなるのはものすごくメリットがあります。

また,隙間時間や自分の好きなタイミングでトレーニングができるため,時間を有効活用できます。トレーニング後すぐにプロテインを飲んだりシャワーを浴びたりできるのもうれしいところですね。

 

②時間がなくてジムに行けないという言い訳をなくすことが出来る

いつでも筋トレできる環境に身を置くことで,自分自身への言い訳をなくすことができます。家にジムがあるんですから,筋トレをしないのは自分への甘えだという気持ちになり,基本毎日筋トレするようになります。

だって,家にジムがあるんですから,朝でも寝る前でも,最低10分程度の時間は作れますよね。やらざる得ない環境に身を置くことは,習慣化させるためには,すごい重要なことです。

 

③使いたいトレーニング器具の待ち時間が無くなる

当たり前ですが,自分(+家族)専用のジムのため,待ち時間がなくストレスフリーです。

ジムでトレーニングをする場合,使いたいけど他の人が使っていて使えない場合がしばしばあり,自分がやりたい順番でトレーニングできないことに対して,多少のストレスを感じます。

 

④服装を気にせずトレーニングをできる

わざわざトレーニング用の服に着替える必要がなく,自由にトレーニングをできます。マスクをつける必要もありません。

ジムだとロッカールームで服を着替えるのに時間がかかってしまいますが,自宅だとその時間を短縮できます。

 

⑤イヤホンなしで音楽をかけられる

音楽を聴きながらトレーニングする人も多いかともいます。ジムだとイヤホンをつけながらですので,ちょっとめんどくさく感じたり,快適さに劣ります。しかし,自宅だと自分の好きな音楽をスピーカーで聴くことが出来ます。

私の場合は,スマホからブルートゥースで以下のスピーカーに接続し,YouTubeでテンションの上がる音楽(例えば,ボンジョビのIt’s my lifeとかケリークラークソンのStrongerとか)を聞いています。やる気でますよ!!

 

しかも,YouTube Premiumに入っていますので,余計な広告もありません。

YouTube Premiumの良さは,「YouTube Premiumに加入して生活の質が向上した体験談」をご覧ください。

 

⑥周りを気にせず声を自由に出せる

ホームジムだと,重い重量を上げるときに,周りを気にせず声を出すことができます。ジムだと周りの人がいるから気を使ってしまいますよね。

 

⑦定期のジム費用がかからない

ホームジムなら月々のジム会費は不要です。ホームジムにかかる費用は本記事の4.3に記載しますが,だいたい1年半以上ホームジムを使うと考えれば元を取れます。

3. ホームジムのデメリット

 

次にデメリットを以下に示します。

私はサウナが好きで,ジムに通っていた時はその都度サウナに入っていたので,サウナに行く頻度が減るのは残念ですが,それ以外はそれほどデメリットと感じることはありませんでした。

 

①初期費用が高い

本記事の4.3に記載するように,パワーラックを購入する場合,15万円くらいはかかります。

ただし,ジムに通った場合1ヶ月1万円と考えれば,1年半使えば元が取れます。また,ホームジムの器具一式は,メルカリやヤフオク等で売却できますので,買っても無駄になりません。新型コロナウイルスで自粛をきっかけに,ホームジムセットの関心と需要が高くなっていますので,状態にもよりますが半額程度であればわりとすぐに売れます。

 

②ホームジム用に1部屋をつぶすことになる

パワーラックなど大きな器具は一度組み立ててしまうと動かしづらいため,1部屋がホームジム専用になってしまいます。部屋の数に余裕があれば問題ないのですが,そうでなければ本当にホームジム用に1部屋使ってよいかをあらかじめ検討する必要があります。

 

③使用できる器具が限られる

ホームジムのスペースや予算の関係から,ジムのような多種多様な器具・マシンを用意できません。自分が使用したいと思う器具・マシンを選りすぐって設置することになります。

 

④建物の構造的に設置が難しい場合がある

木造で床の強度が低い場合は,設置が難しい場合があります。パワーラック一式に自分の体重一式を加えると,200kgは超えてしまいます。

建築基準法によると,1m2あたりに180kgまで耐えられるようになっているのですが,床の上で軽くジャンプした際に,ミシミシするような感じであれば少し危ういです。

ミシミシしなくても,重量が1点に集中すると,最悪床抜けするリスクがあるため,必ず床にマットを引く必要があります。

 

⑤騒音がでる可能性

重い重量を扱ったトレーニングでは,どうしてもバーベルを置く際に音や振動がしてしまいますので,下の階への騒音に留意する必要があります。

床にマットを置くことでだいぶ改善されますが,そもそもホームジムを作ろうとしているところの防音機能がどの程度なのかを,床を軽くたたいたりして把握しておきましょう。

 

⑥トレーニング方法を指導してくれる人がいない

ジムのように,マシンの使い方やフォームを指導してくれる人がいません。本やYouTubeをみたりして,自分で学んでいく必要があります。

オススメとしては,いきなりホームジムを作るのではなく,最初はジムに通って器具・マシンの使い方やフォームを学んだ方がいいでしょう。

 

⑦家族の理解が必要

同居している家族がホームジムを作ることを承諾してくれない可能性があります。特に,部屋が余っていない場合は交渉が難航すると思われます。

筋トレは,興味ない人にはその良さが全然理解してくれないんですよね・・・。家族から「何を目指しているの?」って聞かれると思うので,その返答を考えておきましょう(笑)

 

⑧他の人を見てモチベーションを上げにくい

ジムで頑張っている他の人を見ると,自分のモチベーションも上がってくる場合がありますが,ホームジムの場合は,自己自身でやる気を出す必要があります。

私の場合は音楽をかけて筋トレしているうちに,だんだんとやる気が出てきますね。

 

⑨スタジオ,プール,サウナがない

当たり前ですが,ホームジムには,スタジオプログラム,プール,サウナがありません。私はサウナ・水風呂が好きなので毎日入れないのは残念なのですが,それよりもメリットの方が大きいので,まあいいかなと思うようにしています。

4. ホームジムの作成方法

4.1 必要な部屋の広さ

ホームジムに必要な部屋の広さは,どの器具を置くかによりますが,私の場合4.6畳で問題ないない広さでした。

私の部屋は4.6畳で,以下の写真のように,約2.8m×約2.8mの正方形の間取りです。入り口の扉が邪魔で,部屋全体を撮影できていません。

この部屋に,「パワーラック(ビックスリーを鍛える)」,「バックエクステンションベンチ(背筋を鍛える)」,「ステップ台(ふくらはぎを鍛える)」,「ダンベル」を置いて,ちょうどよい広さです。空いたスペースで,腕立て,腹筋,ストレッチなどもできます。

ホームジムの広さ(4.6畳)
【ホームジムの広さ(4.6畳)】

ランニングマシン(トレッドミル)やフィットネスバイク(自転車のマシン)なども置きたい場合は,6畳(正方形だと3.12m×3.12m程度)は必要だと思います。ただし,ストレッチなどのスペースを潰せば4.6畳でもランニングマシンやフィットネスバイクもギリギリおけると思います。

私は,ランニングは外を走りたいタイプなので,ランニングマシン等は購入していません(雨の日にランニングできないときに少し困りますが・・・)。

 

4.2 ホームジムの器具

ホームジムに必要な器具は,どのような筋トレをしたいかによりますので,人ぞれぞれですが,私としては,最低限以下が必要です。

  1. パワーラック一式 (バーベル,プレート,ベンチ台を含む)
  2. ダンベル (いろんなトレーニングに使える)
  3. ジョイントマット (床を傷つけない&騒音対策)

 

腕立てや腹筋などの自重トレーニングやダンベルを少し使う程度でしたら,ホームジムを作る必要はないと思っています。

ホームジムを作るのであれば,やっぱりパワーラックを置いて,ビッグスリー(ベンチプレス,スクワット,デッドリフト)を鍛えるのが王道ですね。

パワーラックは場所をとりますし,すぐに片づけられるものではないので,どうしてもジム用に1部屋使ってしまいますが,やっぱりビッグスリーを鍛えるために設置したいところです。

 

ダンベルも色んな部位を鍛えられるので必要です。できれば重さを変えられるダンベルを持っていると便利です。

 

ジョイントマットも,床を傷つけないためと騒音対策のため,絶対必要です。

見た目に配慮し,写真にあるように黒とグレーのジョイントマットを千鳥型に配置しましたが,端部は大きさが合わなかったので,色が異なる小さいマットを置いています。

私は,値段が安いEVA樹脂(クッション性があるやつ)のものを購入しましたが,予算があればゴムの方が,硬度が高いうえ滑りにくいのでお勧めです。

 

さらに,私は,背筋を鍛えたいので,「バックエクステンションベンチ」も購入しました。

私の場合,背筋を鍛えないと背中や腰が痛くなるので,この器具は絶対欲しいと思っていますが,他の人は必須ではありません。

 

有酸素運動をしたい人は,必要に応じて「ランニングマシン(トレッドミル)」や「フィットネスバイク(自転車のマシン)」も置きたいですね。

4.3 かかった費用

ホームジム作成にかかった費用は以下です。パラーラック一式,ダンベル,ジョイントマットで,15万円程度が必要となります。パワーグリップやパワーベルトはすでに持っていましたが,購入する場合はさらに0.5~1.2万円くらい必要ですね。

結構な金額ですが,本記事の3.で示したようにメリットの方が大きいと思いましたし,ジムに通うと1ヶ月1万円程度かかりますので,15カ月以上使うと考えれば十分元は取れると考えたため購入することとしました。

 

【ホームジムの作成にかかった費用】

器具 概算費用 備考
①パラーラック一式 13.0万円 バーベル,プレート,ベンチ台を含む
(私は中古で購入しました)
②ダンベル 0円 パワーラックに重さを変更できるダンベルが付属(すでに持っていたダンベルもある)
③ジョイントマット
(黒とグレーを千鳥で配置)
1.2万円 EVA樹脂
60cm×60cm×1.2cmを6枚×4=24枚

④バックエクステンションベンチ

0.7万円

背筋を鍛える台
⑤ステップ台 0.3万円 なくてもよいが私はふくらはぎを鍛えたいため購入
合計 15.2万円  

 

参考までに,私が買ったものを以下に記載します。

①パワーラック

 

②ダンベル

 

③ジョイントマット

 

④バックエクステンションベンチ

 

⑤ステップ台

 

5. ホームジムはどんな人に向いている?

ホームジムを作るのに向いて人の条件を以下に記載します。

  1. 自宅にホームジム用の1部屋を確保できる人【絶対条件】
  2. 自宅周辺にジムが無い人
  3. ジムに通う時間を節約したい人
  4. 周りを気にせず,自分のペースで筋トレをしたい人
  5. 毎月のジムの会費を抑えたい人(部屋が余っている場合&1年半以上ホームジムを使う場合)
  6. トレーニングメニューを自分で決められる人
  7. 家族の理解が得られる人(意外と重要)

 

トレーニングを始めたばかりの人は,最初からホームジムを作ることはお勧めしません。なぜなら,どんなトレーニングをしたらよいか?自分が必要な器具はどれか?器具の使い方やフォームは?などわからないことが多いからです。

後悔しないためにも,まずは,ジムに通って器具の使い方や自分のやりたいトレーニグメニューを決めてから,ホームジムを作るのがよいでしょう。

ジムに通う場合は,本ブログの「合計10店舗に通った私のジムの選び方」を参照してください。

6. まとめ

本記事は,田舎暮らしを始めた際に,自宅近くにジムがないことから,ホームジムを作った体験談から,メリット・デメリット,ホームジムの作成方法などをお示ししたものです。

主なまとめを以下に記載します。

 

  • ホームジムを作ることのメリットは,以下です。このうち,①と②が特に最高だと思いました。

  ①ジムへの移動時間がない

  ②時間がなくてジムに行けないという言い訳をなくせる(やるしかない環境作り)

  ③使いたいトレーニング器具の待ち時間が無くなる

  ④服装を気にせずトレーニングをできる

  ⑤イヤホンなしで音楽をかけられる

  ⑥周りを気にせず声を自由に出せる

  ⑦定期のジム費用がかからない

 

  • ホームジムのデメリットは以下です。

  ①初期費用が高い

  ②ホームジム用に1部屋をつぶすことになる

  ③使用できる器具が限られる

  ④建物の構造的に設置が難しい場合がある

  ⑤騒音がでる可能性

  ⑥トレーニング方法を指導してくれる人がいない

  ⑦家族の理解が必要

  ⑧他の人を見てモチベーションを上げにくい

  ⑨スタジオ,プール,サウナがない

 

  • 私が作ったホームジムは,4.6畳(約2.8m×約2.8m)に,「パワーラック」,「バックエクステンションベンチ」,「ステップ台」,「ダンベル」を置いて,空いたスペースで,ストレッチ等もできます。
  • ホームジムには,パラーラック一式,ダンベル,ジョイントマットを揃えた場合,15万円程度が必要です。
  • ジムに行ったことがない人は,いきなりホームジムを作ることはお勧めしません。まずは,ジムに通って器具の使い方・フォーム等を学び,自分のやりたいトレーニグメニュー(必要な器具)を決めてから,ホームジムを作るのがよいでしょう

 

合計10店舗に通ったジムの特徴と選び方【体験談】ジムに通いたいけど,どのように選んだらよいかが分からない人も多いのではないでしょうか? 私自身,ジム選びの基準を持たないままいろんなジ...